月経前症候群(PMS)
月経前症候群とは、月経前になると体調が悪くなったり、イライラしてしまうといった症状で、多くの女性が経験していることでしょう。月経前、つまり排卵日から月経開始までに現れる症状を月経前症候群と言います。
月経前症候群の症状は、個人差がありさまざまです。身体的な症状としては、下腹部痛、頭痛、吐き気、肌荒れ、めまい、むくみ、胸が張るといったものがあげられます。精神的な症状としては、イライラする、怒りっぽくなる、気分が沈んでしまう、不眠、意欲がなくなる、疲労感、判断力低下といったものがあげられます。
月経前症候群の原因は、排卵から月経開始前にかけて活発に分泌される黄体ホルモンが影響しているとされています。月経終了後から排卵期までの時期には黄体ホルモンの分泌は減少し、卵胞ホルモンの分泌が活発になります。卵胞ホルモンには体調を整える働きがあるので、身体的・精神的不調が表れることはありません。
月経前症候群は、病気ではありません。しかしながら中には日常生活に支障を来たしてしまう人もいるようです。月経前の重度の症状を月経前不機嫌性障害といい、専門医による治療を必要とします。日本における月経前症候群の認知度は低く、一般に知られるようになったのもここ数年です。